園芸療法とは - 農業屋の園芸療法

園芸療法とは

園芸療法とは

作業療法から派生した、いきものである植物を用いて人を癒す療法です。

園芸療法の目的は、植物を上手に育てたり収穫を得ることではなく、植物や栽培を介して身体的、精神的、社会的な健康状態を求めたり、弱まっている機能を回復することです。栽培だけでなく、観賞、創作活動など多様な作業を活用することも多く、近年では高齢者の生活意欲の向上や認知症予防の分野で注目されています。

園芸療法の魅力

嬉しい!

認知症予防効果

最新の研究では土を入れる、花を植えるなど、いくつかの園芸作業をすると認知症と最も関係性の深い前頭前野の脳血流が有意に増加・活性化することがわかっています。栽培を通して、イキイキした脳を維持しましょう。

体によい!

楽しみながら汗をかく心地よさ

園芸はお年寄りが選ぶ趣味で人気No.2と高くどなたでも関心をもって取り組めます。興味がわけば、思わず立ち上がり、手を伸ばし、大きな声で笑うなど適度な運動が無理なく行えます。

心によい!

知りたい!触れたい!やってみたい!という喜びや励み

難しいからもっと知りたい、きれいだから触れてみたい。人間の根源的な興味や五感を刺激することで心が躍る毎日を手に入れます。生長を楽しみにする未来志向は園芸ならではのわくわくです。

園芸療法士がいると何がよいのか

  • オーダーメイドの園芸作業

    対象となる高齢者の疾患や障害といった身体・精神状況やとりまく環境・生活状況・嗜好性などを掘り下げて考えるアセスメントの視点を持つため、その人その人が無理なく楽しめる作業量・作業方法で園芸作業をご提案することができます。

  • 安全な材料選び

    実は園芸店に普通に並んでいる植物の中には、口にすると有毒だったり、成長するとトゲが鋭いものなど、高齢者にとっては危険がいっぱいです。園芸療法士は高齢者向けにリスクの少ない植物を選ぶことができます。

  • 園芸の専門知識

    施設屋内で育てやすい植物、収量が多い野菜の品種、高齢者でも扱いやすい大きな種子を持つ花など、本人や施設のご要望を実現するために、最適な園芸品種や資材の選定、栽培サポートができます。

  • 療法士の視点

    園芸活動をただ楽しむだけでなく高齢者に対し生活意欲の向上、自己肯定感の醸成、適度な運動量の確保、記憶機能への働きかけ、時間見当識の維持など、人それぞれの課題へ様々なアプローチを行い、健康維持に貢献できます。

農業屋の取り組み

~クラギ株式会社と園芸療法サービスができるまで~

歴史

慶長8年、松阪において種苗商「倉田儀八商店」として創業。昭和38年にクラギ株式会社を設立し、種苗・農業資材の卸販売を開始しました。その後、昭和57年に農業屋1号店を出店し、今では西は兵庫県から東は静岡県まで46店舗を展開しております。

園芸療法に着目したのは

農業屋のお客様は50~70代の方が多く、年を重ねるにつれご来店が難しくなり次第に姿をお見かけしなくなる方も多くいらっしゃいます。また、社会の高齢化が進む中で弊社にできることを考えた時に、やはり長い歴史の中で培った「農業・園芸・家庭菜園」を活かせないかと思い、園芸療法に着目しました。農業屋にはご来店いただけなくなっても、好きだった園芸をしてほしい、だからこそ弊社は異なる分野へも挑戦したいと思っています。

園芸療法事業の取り組み

平成14年に兵庫県立淡路景観園芸学校園芸療法課程が、日本で初めて開設されました。弊社から入学し、1年の在学期間を経て課程を修了。平成26年に園芸療法士の資格を取得し、そこから農業屋の園芸療法事業がスタートしました。

飛び込みにも関わらず快くお話を聞いていただける施設もあり、今では契約をいただき、事業を展開するに至っています。

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