2016.08.23
松阪市のデイサービス 「倶楽部ぱすとらる」様での園芸活動 (H28.8.22)です
今回はキャベツ・芽キャベツ・チンゲンサイの植え付け、ハツカダイコンの間引き、ブロッコリーの追肥など行いました!
以前、植えたブロッコリーが大きく成長し、ハツカダイコンもたくさん発芽しました!
利用者様も興奮気味に管理していただきました。
特に芽キャベツには興味しんしんの方も多く「うちでも育てたい!」という方もいらっしゃいました。
楽しいだけではなく、機能訓練のような健康によい動きもしっかり含まれていますよ!
”土入れ”や”植え付け”などの大きな動きの作業は、”上肢の筋力”を刺激し、
”間引き”や”肥料まき”などの細かい動きの作業は、”手指に巧緻性”を刺激します。
「倶楽部ぱすとらる」様は1年前から継続して園芸療法を導入・実践いただいています。
毎回楽しみにされている利用者様もいるなど、施設に定着しており、どなたでもわいわいと楽しめます。
ご興味ありましたらお気軽にお問い合わせくださいませ^^
倶楽部ぱすとらる 三重県大口町98番地
【施設情報はこちら】→ https://engeiryoho.jp/intro.php
クラギ株式会社
園芸療法士 常田(つねだ)
2016.08.19
松阪市のデイサービス 「倶楽部ぱすとらる」様での園芸活動です (H28.8.17)
今回は「カラーリーフの寄せ植え」です。
①鉢に土を入れます:高い位置にあるので腕を伸ばしたり、自然に立ち上がったり、「上肢・下肢の運動」になりました。
②苗を植えます :好きな苗を選んでもらいます。選ぶことは「快の感情」を生みやすいです。
③玄関に飾り付け :低い鉢と2種類つくって飾りました。毎日見える所へ置くと達成感も増します。
完成品を「百点満点」と笑顔を見せる利用者様もみえました!
見た目が涼しげなだけでなく、長持ちするのもカラーリーフの良い所ですね。
本日使用した植物(フィットニア、パープルフラッシュ、観賞用トウガラシ、ハツユキソウ、ワイヤープランツ、ヘデラ)
「倶楽部ぱすとらる」様は 地域密着型通所介護施設です。
いつもわいわいとアットホームな雰囲気で居心地がよく、職員さんも面白くて優しい方ばかりです。
気になった方は是非お気軽にご見学にいらしてください!
倶楽部ぱすとらる 三重県大口町98番地
【施設情報はこちら】→ https://engeiryoho.jp/intro.php
クラギ株式会社
園芸療法士 常田(つねだ)
2016.08.09
松阪市のデイサービス 「倶楽部ぱすとらる」様での園芸活動です (H28.08.09)
”夏野菜の片づけ”から”秋冬野菜の栽培開始”の移行作業です。約1時間程度で行いました。
①トマトやピーマンの夏野菜を細かくカットして処分
②鉢を新しい土に変えて
③にんじんの種を播きます
その他、ブロッコリーの定植やハツカダイコンの播種も行いました。
重労働の土の入れ替えと細かい種まき作業とが両方あり、どなたでも活躍できる場がありました。
また、深い鉢とはいえプランターでのにんじん栽培は初挑戦!みなさん収穫を楽しみにされています。
本日使用した種はこちらから→ http://www.nogyoya.com/fs/nogyoya/GoodsSearchList.html?keyword=%B4%C5%C8%FE%BF%CD&_e_k=%A3%C1&searchBtn1.x=0&searchBtn1.y=0
倶楽部ぱすとらる 三重県大口町98番地
【施設情報はこちら】→ https://engeiryoho.jp/intro.php
クラギ株式会社
園芸療法士 常田(つねだ)
2016.08.09
【園芸療法の強み】
本日は他の療法との違いの一例として、
「リハビリを嫌がる人」をテーマに「拒否されにくい」強みをご紹介します。
リハビリや機能訓練を嫌がる方は、お身体の不自由を受容できていない方、やらされている感が嫌いな方、プライドが高い方、単に気が乗らない方など様々です。
また、「元気になって○○したい」「迷惑かけないようにしたい」などの目標が持てないとなかなか動けないものです。
つまり、身体を動かすには、まずは心を動かさなくてはいけないんです。
「触りたい」から手を伸ばす 思わず立ち上がる
園芸は高齢者の人気な趣味第2位(※1位は旅行)で誰でも興味を持ちやすく、
「きれい」「楽しそう」「知りたい」など人間の根源的な欲求の琴線に触れやすいです。
つまり、園芸は人の心を動かすことが得意なんです。
「心をわくわくさせて自発的に楽しみながら、気づいたら体を動かしている。」
これができるのは園芸療法だけだと思います。
作業導入がいらないことは療法提供者にとっては本当に助かりますよ!
是非お試しくださいませ。
クラギ株式会社
園芸療法士 常田(つねだ)
2016.08.08
【園芸療法の効果】
本日は「心の健康」へのアプローチ例として、「自信喪失」をテーマにご紹介します。
高齢になると身体的な衰えや不自由からできないことが増え、自分を認められなくなり、
結果として、自信をなくされる方が多いです。
園芸は以下の2点から自信を取り戻すことに強みがあります。
・植物を介して他者を意識させることができる。(人のためになることこそ自信になります。)
・誰でもできる作業が必ずある。(作業難度が様々で、作業の緩急をつけやすいからです。)
頼まれて飾り付けをする 人のためにプレゼントをつくる
収穫物で達成感を得る
人は皆、個人差はあるものの「自己肯定感」を持っています。
人に褒められたり、何かで結果を出したりすると
無意識に自己評価・自己採点で高得点を与えて自分自身を認めてあげています。
この「自己肯定感」が「自信」や「やる気」の源泉です。
園芸を通して、人のためになり、達成感を得ることで、
「わたしもまだまだ捨てたもんじゃない、できることがある!」と思ってもらう。
そして、「自信喪失」を退治して、活動的な生活を生み、維持している能力の廃用予防(=健康維持)につながるわけです。
高齢者のできないことではなく、
できることに注目して、力を発揮してもらえるようにサポートできるのが園芸療法です。
身近に自信を失っている方がいらっしゃる方、是非園芸をお試しください。
クラギ株式会社
園芸療法士 常田(つねだ)
2016.08.06
農業屋と契約頂いて、園芸療法ができるデイサービス施設があります。
三重県松阪市の「倶楽部ぱすとらる」様です。
施設情報はコチラ https://engeiryoho.jp/intro.php
平成27年8月より園芸療法サービスを導入頂いてから一年間、
利用者様とご一緒に花や野菜の栽培を中心に活動して頂いています。
8月のサービス日は 9日(火)、17日(水)、22日(月)の14:00~15:00です。
ご興味ある方はお気軽にご見学にいらしてください。
クラギ株式会社
園芸療法士 常田(つねだ)
2016.08.06
高齢化が進む中、「認知症」は社会問題です。
認知症の予防や進行抑制に園芸療法ではどんなアプローチが可能なのか。
本日は、科学的な検証を一つご紹介して、園芸療法のもつ認知症予防の可能性をお伝えします。
※淡路景観園芸学校 豊田正博氏の研究を、同意の上で掲載させて頂いております。
同校のサイトはコチラ→ http://www.awaji.ac.jp/htcp/
写真の機械で色々な作業中における前頭前野の脳血流量を計測。縦軸は血流量、横軸は時間です。
グラフ黒線で示した比較作業より、その他の三色で示した園芸作業中には脳血流が増加し、前頭前野の脳神経活動が活発になることが確認できます。
つまりどういうことか研究者に聞いたところ、
「継続的な園芸は有酸素運動と脳神経の活性化という点から、認知症予防効果が期待されています。」とのことでした!
園芸好きには朗報ですね。
まだまだ、「この園芸作業をすれば認知症予防に効果あり!」とまでは言えませんが、
今のうちから園芸習慣を持つことは健康効果が高いようです。
園芸を身近にして、楽しみながら健康寿命をのばせられたら最高ですね!
クラギ株式会社
園芸療法士 常田(つねだ)
2016.08.02
園芸療法の活動風景についてもっと見たい!という方は
こちらの過去の投稿もご参照ください。
http://nogyoya.jp/press.php#258
これからは当サイトで更新致しますのでよろしくお願いします!
クラギ株式会社
園芸療法士 常田(つねだ)
2016.08.02
園芸療法とはなんでしょうか?
最近では、「認知症予防」や「生活の質向上(QOLの向上)」という側面から注目され始めています。
ただし、日本ではまだまだ聞いたことがない方がほとんどだと思います。
一方、アメリカでは、国家資格者として「園芸療法士」が活動しています。
その歴史はベトナム戦争の頃からと古く、療法として確立され、広く認められています。
園芸療法士は 生き物である植物を用いることで、対象となる方を健康にすることができる人です。
植物をただ育てるだけでなく、眺めたり、絵に描いたり、成長を楽しみにしたり、人との話題にしてみたり。
対象者に適した活動・作業を用いることで、こころ・からだ・社会生活など様々な健康にアプローチします。
私は日頃、園芸療法を提供する中で、「楽しい」こそ「健康」の源であると感じています。
園芸を通して、楽しみながら健康になりましょう!
クラギ株式会社
園芸療法士 常田